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Rainbow、BioCCS方法論をEU除去認証枠組みに整合

2026.07.02 読了 約2分
Rainbow、BioCCS方法論をEU除去認証枠組みに整合
出典:イメージ

レインボー(Rainbow、旧リバース)は2026年6月29日、生物起源炭素回収・貯留(BioCCS)向けの新方法論「RBW-BCCS-V1.0」を確定した。EUの炭素除去・炭素農業認証枠組み(CRCF)の下で5月7日に発効した除去系方法論に沿わせた内容で、定量化、追加性、永続性の各要件をCRCFの基準に合わせている。

CRCFへの整合を打ち出したボランタリー市場の標準は、レインボーが最初ではない。プロアース(Puro.earth)は6月3日、CRCF適格のカーボンクレジットを認証する独自プログラムを既に始めており、レインボーの動きはこれに続く形だ。

新方法論では、原料バイオマスについてEUの再生可能エネルギー指令(RED)第III版の基準に沿ったカスケード利用の優先順位を反映した。地中貯留に関しても、永続的に固定される炭素量を過大評価しないための保守係数を導入するなど、CRCFが求める会計処理の厳格さを取り入れている。

一方で、CRCFの方法論そのものについては、パリ協定水準の厳格性を欠くとして環境NGOから異論も出ている。

レインボーは今年3月、ICVCM(自主的カーボン市場十全性評議会)からコアカーボン原則(CCPs)適格の認定を受けており、5月にはフロンティア(Frontier)が調達先の発行機関として承認した。CRCFとの整合はこの流れに連なる動きで、除去系カーボンクレジット発行機関としての足場固めの一環といえる。

編集デスクの視点

レインボーによる今回の整合は、単体で市場構造を動かすようなニュースではない。プロアースが先行した流れをなぞる動きであり、既存トレンドの延長線上にある。

注目すべきはレインボー自身の立ち位置の変化だ。ICVCM適格認定とフロンティア承認に続くCRCF整合は、除去系カーボンクレジット発行機関としての信頼性を積み上げる一連の布石であり、レインボーが中堅プレイヤーから主要な除去系スタンダードへ格上げを狙う流れの一部として位置づけられる。

参考:https://docs.rainbowstandard.io/methodologies/biogenic-carbon-capture-and-storage-bioccs

カーボンクレジット.jp 編集部
カーボンクレジット.jp編集部|2023年末に当時日本初かつ唯一のカーボンクレジット専門情報メディアを立ち上げ。高度な専門性とわかりやすさを追求した翻訳力。