金属・林産物・農業分野に特化した市場情報会社Fastmarketsは2025年5月、新たなカーボンインテリジェンスサービスを発表した。EU CBAMをはじめとした気候関連規制が強化される中、企業が脱炭素と競争力の両立を図るための戦略ツールとして注目される。
新サービスは、カーボンクレジットマーケットや規制動向の分析、将来予測を提供し、企業の意思決定を支援する内容となっている。Fastmarketsのラジュ・ダスワニCEOは「脱炭素はもはや未来の目標ではなく、現在の経営課題だ」と強調し、同サービスを「変化の中で企業がリードするための戦略的ツール」と位置づけている。
提供される主な機能は以下の通りだ。
さらに同サービスは、API統合、カスタムダッシュボード、週次レポート配信などの機能を備え、企業ごとの脱炭素戦略やリスク管理の高度化を支援する。Fastmarketsのチーフエコノミスト、スチュアート・エバンス氏は「市場のノイズを排除し、明確かつ実行可能なインサイトを届ける」と語っている。
新プラットフォームは2025年5月12日より提供開始。規制強化と経済合理性の両立が求められる中、同サービスは脱炭素の「経営実装」を加速させるツールとして期待される。