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クライムファイ、2030年以降の耐久性あるCDR調達に向け過去最大規模の提案募集を開始

2026.03.31 読了 約3分
クライムファイ、2030年以降の耐久性あるCDR調達に向け過去最大規模の提案募集を開始
出典:ClimeFi

クライムファイ(ClimeFi)は2026年3月18日、複数の法人バイヤーを代理として、「ビヨンド2030(Beyond 2030)」提案募集(RFP)を正式に開始した。2030年以降に高品質な炭素除去(CDR)を供給できるサプライヤーを対象とする今回の公募は、同社の調達活動史上、最大の規模となる。

調達目標と対象要件

本RFPが目標とする総炭素除去(CDR)コミットメント量は10万〜50万トン。すべての除去系経路(パスウェイ)を対象とするが、条件として永続性200年以上を必須要件とする。エクスポストカーボンクレジットの発行を前提とする耐久性の高い技術由来および自然由来の手法が主な対象となる見込みである。

募集スケジュール

本RFPの主要なスケジュールは以下のとおりである。

  • 2026年3月18日:提案受付開始
  • 2026年3月27日:サプライヤーからの質問受付締め切り
  • 2026年4月1日:クライムファイによる質問回答
  • 2026年4月8日:提案書提出締め切り
  • 2026年6月:最終候補サプライヤーへの通知

過去RFPで一貫して目標を超過した実績

クライムファイは2023年以降、すべての調達ラウンドにおいて目標を上回る成果を達成している。

  • 2023年Q4:目標1万〜1万5,000トン → 成約2万6,000トン
  • 2024年Q2:目標4万トン → 成約5万トン
  • 2025年Q2:目標9万〜12万トン → 11プロジェクトにわたる8万5,000トン(2026〜2030年ビンテージ)
  • 2025年Q4:目標プロジェクトあたり500〜4,000トン → 7,000〜1万トン(成約内容は2026年Q2に公表予定)

これらのRFPおよびその他の直接購入を通じ、クライムファイはこれまでに累計50万トン超の耐久性ある炭素除去(CDR)を2035年までの期間にわたって成約済みとしている。

クライムファイの「ビヨンド2030」RFPは、2030年以降の高耐久CDR需要が構造的に拡大していることを示す象徴的な動きである。永続性200年以上という要件は、バイオ炭や岩石風化促進(ERW)、直接空気回収(DAC)など技術由来の炭素除去(CDR)手法を念頭に置いており、日本企業がネットゼロ戦略の中でSBTiやGX-ETSへの対応を強化する局面においても、こうした高品質なCDRカーボンクレジットの長期確保は急務となりつつある。今後、国際移転対応クレジット(ITMO)の活用を含めたパリ協定6条2項・6条4項の枠組み整備とも連動する形で、日本勢の調達戦略アップデートが求められる。

参考:https://www.climefi.com/blog-posts/climefi-launches-beyond-2030-rfp-for-durable-carbon-removal#:~:text=ClimeFi%20launches%20Beyond%202030%20RFP,of%20200%20years%20or%20greater.

カーボンクレジット.jp 編集部
カーボンクレジット.jp編集部|2023年末に当時日本初かつ唯一のカーボンクレジット専門情報メディアを立ち上げ。高度な専門性とわかりやすさを追求した翻訳力。