JERAとPETRONAS社、CCSバリューチェーン構築に向け共同検討開始

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株式会社JERAは、マレーシアの国営石油・天然ガス会社であるPetroliam Nasional Berhad(ペトロナス社)の子会社と共に、日本国内で排出される二酸化炭素(CO2)をマレーシアに輸送し地中に貯留する事業の可能性に関する共同検討を開始しました。この取り組みは、CO2排出削減が困難な産業向けに、カーボンニュートラル実現に向けた重要な技術であるCCS(二酸化炭素捕集・貯留)の利用拡大を図ることを目指しています。

マレーシアはCO2地中貯留に適した地質を有し、ペトロナス社はこの分野での豊富なノウハウを持っています。両社の協力は、CO2の国際的な輸送と貯留を可能にするグローバルネットワーク構築への大きな一歩となります。今回の共同検討は、JERAが掲げる「ゼロエミッション2050」の達成に向けた具体的な行動の一環であり、CCS技術の評価と経済性の検討をさらに加速させることが期待されます。

株式会社JERA、プレスリリース

PETRONAS社とのCCSバリューチェーン構築に向けた共同検討の実施について