ロシア初の廃棄物リサイクル分野でのカーボンクレジットプロジェクトが登録

「ロシア初の廃棄物リサイクル分野でのカーボンクレジットプロジェクトが登録」のアイキャッチ画像

ロシアで初めて、廃棄物リサイクル分野の気候プロジェクトが「Контур」のカーボン単位レジストリに正式に登録されました。このプロジェクトは、廃棄物リサイクル業者協会「Клевер」と「ДеКарбон」が共同で進めたもので、プーシキノ市の「Делфин руп」企業で実施されます。このプロジェクトは、使用済み潤滑油の再生技術を用いて温室効果ガスの排出を削減することを目的としており、年間約40万トンのCO2排出削減が期待されています。

この登録は、廃棄物リサイクル業界が気候プロジェクトにシステマティックに取り組むべき方法を専門的に示したものであり、ロシアにおけるカーボンニュートラルへの重要な一歩となります。「Клевер」協会は今後、あらゆる種類の廃棄物に対する方法論を開発し、廃棄物リサイクル分野における気候プロジェクトを連邦レベルで大規模に実施する計画です。これにより、年間数億トンのCO2排出削減が可能になり、ロシアのカーボンニュートラル達成へ大きく貢献すると期待されています。

廃棄物リサイクル業界は、コスト効率の高い脱炭素化メカニズムとして、ロシア全土で適用可能な技術と見なされています。この分野のプロジェクトは「緑のプロジェクト」として認識されており、ロシアの低炭素開発戦略にも組み込まれています。この取り組みに対する市場関係者からの高い関心は、正しい方向への一歩を踏み出していることを示しています。

защищены

The first climate project in the field of waste recycling has been registered in Russia