ブルーカーボンクレジット

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ブルーカーボンクレジットとは、マングローブ林、海草藻場、塩性湿地などの沿岸・海洋生態系が吸収・貯留するCO2量を科学的に算定し、価値化して取引可能にしたクレジットです。森林による「グリーンカーボンクレジット」と同じ仕組みですが、対象を海洋生態系に特化させています。

これらの生態系は、単位面積あたりの炭素貯留能力が陸上の森林よりも数倍から数十倍高いとされ、長期にわたり海底堆積物中に炭素を固定できる点が特徴です。クレジット化によって、この特性を金融市場で評価し、保全活動への資金を国際的に呼び込む仕組みとして注目されています。

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