味の素㈱と鹿児島県が、畜産業における温室効果ガス(GHG)削減と産業振興に関する協定を締結しました。この協力体制は、鹿児島県内での牛用アミノ酸リジン製剤「AjiPro®-L」の導入を通じてGHG排出量を削減することを目的としています。この取り組みにより、肉用牛および乳用牛に起因するGHGの排出削減が期待されます。
鹿児島県は日本で最も畜産が盛んな県の一つであり、GHG排出量の約2割が畜産由来である中、この取り組みは県全体のGHG削減に大きく貢献することが期待されます。味の素㈱の「AjiPro®-L」は、乳用牛の飼料コスト削減と糞尿中の余剰な窒素減少に寄与し、肉用牛の生産性向上によるGHG削減も可能とします。この取り組みはJ-クレジット制度の方法論としても登録されており、GHG削減量をクレジットに転換することも可能です。
この協定により、味の素㈱と鹿児島県は、畜産業における環境負荷の低減と産業の持続可能な発展を目指します。また、この連携は地域の畜産業者にとっても収益性の向上に繋がることから、地域経済にも良い影響をもたらすことが期待されます。
味の素株式会社、PR TIMES
味の素㈱、鹿児島県と肉用牛・乳用牛飼養における温室効果ガス削減と産業振興に向けた連携協定を締結