日本製鉄は、北海道増毛町、古宇郡泊村、千葉県君津市沖で進めている鉄鋼スラグを活用した藻場造成事業により、海藻藻場のCO2吸収量に基づき、国土交通省認可のジャパンブルーエコノミー技術研究組合より2023年度のJブルークレジットとして合計33.3t-CO2の認証を受けました。これにより、地球温暖化対策の一環として海藻藻場の造成が新たなCO2削減策として評価されました。
2004年から日本製鉄は、増毛町で磯焼け対策と水産振興を目的に海藻藻場の造成に取り組んでおり、2023年には3地点で19.56haの海藻藻場が確認されました。古宇郡泊村でも、ビバリーユニットによる藻場造成に取り組み、8.35haの海藻藻場が造成されています。君津市では、カルシア改質技術とビバリーロックで浅場の造成を行い、4.73haのワカメ藻場を確認しました。
日本製鉄は、これらの地域で共同申請者と共にJブルークレジットに申請し、今回の認証を受けました。同社は、全国で藻場造成活動を拡大し、ブルーカーボンによるCO2削減に貢献する方針です。
日本製鉄、News Release
昨年度に引き続き、新たに3件のJブルークレジット認証を取得~北海道増毛町、古宇郡泊村、君津市沖のブルーカーボンプロジェクトで共同申請~