AIとドローン活用で森林資源を可視化、10年間で約1,400t CO2吸収へ
新出光不動産株式会社は、5月20日、熊本県八代市の社有林約50ヘクタールを活用したJ-クレジット創出プロジェクトを開始したと発表した。AI解析とドローンによる高精度な森林測量を用い、10年間で約1,400トンのCO2吸収量を見込む。
本プロジェクトは、京都大学発の森林解析ベンチャーであるDeepForest Technologies株式会社と連携し、最新の技術により樹種や樹高、材積などの詳細な森林データを取得。「J-クレジット制度」(方法論:FO-001)に基づき、既にカーボンクレジット発行に必要な条件を満たしている。
対象地である社有林は、元々主伐用に管理されていたが、2020年の豪雨により一部で土砂崩れが発生。その後、2023年度にドローン計測とAI解析を実施し、森林資源の全容を明らかにした。創出されたクレジットは、イデックスグループ内でのカーボンオフセット用途として活用される。
新出光不動産は、今後も森林保護活動を通じて地域社会への貢献とグループ全体のカーボンニュートラル化を目指していく考えだ。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000158063.html