ClimeFiは5日、XPRIZEカーボンリムーバル競技との提携を発表し、同大会の受賞者およびファイナリストによる炭素除去(CDR)カーボンクレジットを購入者に提供する新ポートフォリオの販売を開始した。これにより、購入者は高品質かつスケーラブルなCDR技術へ簡便にアクセスできるようになる。
XPRIZE受賞技術を一括で提供
ClimeFiは、2025年4月に発表されたXPRIZEの受賞チームであるMati Carbon、NetZero、Vaulted Deep、UNDO Carbonに加え、基準を満たした一部ファイナリストのCDR技術を束ねた分散型ポートフォリオを構築した。
このポートフォリオは、ClimeFiが事前に契約条件を整備しており、購入者は簡単にCDRに投資できる。さらに、最低購入金額を引き下げることで、より幅広い層の企業や団体が高品質なCDRを利用できるよう配慮されている。
2030年までに5万トン以上の除去を計画
ClimeFiによれば、このプログラムを通じて2030年までに5万トン以上のCO2を除去する計画であり、気候変動対策の一助となることを目指している。
XPRIZEの事務局長ニッキー・バチェラー氏は、「受賞プロジェクトは、気候変動との闘いにおいて意味のある違いを生み出す可能性を持つ」と述べ、ClimeFiとの連携を歓迎した。
ClimeFi共同創業者セバスチャン・ドゥワラ氏は、「スケーラブルなCDR技術へのアクセスを簡素化する機会を提供できることに興奮している」とコメントした。
参考:https://www.climefi.com/blog-posts/climefi-provides-access-to-cdr-portfolio-of-xprize-competition-winners-and-finalists