エストニア拠点のクライメートテック企業Carbontribe Labsは21日、AIとWeb3を活用したカーボンクレジットの新フレームワーク「Verified Impact Asset」において、国際第三者認証機関Earthoodから正式認証を取得したと発表した。Verraなど従来基準に代わる新たな国際標準として、全工程の自動化と高い透明性を備える点が特徴である。
Carbontribe Labsの方式は、森林・マングローブ・再生農業を対象とし、IPCCとICVCMの基準に準拠した、独自の科学的な計算ロジックを用いている。プロセスの90%以上がAIにより自動化され、Base Network上のブロックチェーンに、すべてのプロジェクトデータを記録することで、改ざん不能な形での取引・証明・レポートが可能となる。
この仕組みで創出されるカーボンクレジットは「Verified Impact Asset」として定義され、カーボンオフセットなどに活用できる。
すでに日本国内外の企業やNGOとの実証プロジェクトも進行中であり、Carbontribe Labsは「ポストVerra時代」の新たな国際標準の構築を目指している。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000132024.html