Hyundai、屋久島で電気バス運行開始 ― 世界自然遺産を守る
Hyundai Mobility Japanは、鹿児島県屋久島町と包括連携協定を締結し、再エネで動く中型電気バス「ELEC CITY TOWN」の運行を開始。地域モビリティと災害レジリエンスの新たなモデルを提示しました。
電気バス×世界自然遺産。走るだけじゃない社会貢献のカタチ
ヒョンデが屋久島町、いわさきグループと共にスタートした本プロジェクトは、屋久島の「ゼロエミッションアイランド構想」に呼応する形で始動しました。
- 納車されたのは中型電気バス「ELEC CITY TOWN」5台。水力発電比率99.6%の島の再エネを活用し、排出ゼロの公共交通を実現。
- V2H技術により、災害時の電力供給源としても機能。避難所や医療施設への電源供給が可能で、島のレジリエンス向上にも貢献します。
島の地形と環境に合わせたカスタム対応力
バス導入前には、標高1000m超の山岳路を含む実走行テストを実施。ヤクスギランドルートや白谷雲水峡などの厳しいルートでも安定走行を確認しました。
- 2段階回生ブレーキシステムによりエネルギー効率を向上。
- VDC(車体安定制御装置)搭載で急カーブの多い山道でも安心走行。
- 高温多湿な屋久島環境に最適化された冷却・バッテリーマネジメントシステムも搭載。
これからの屋久島に「走るエコ文化」を
ヒョンデと地域が共創する新たなエコ交通モデルは、環境と経済、技術と文化をつなぎ直す象徴的なプロジェクトです。
今後は、住民向けEV試乗会、公共施設への電動車両導入支援なども予定されており、「屋久島モデル」はさらに進化し続けます。
参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000235.000095868.html