1PointFiveとTrafiguraは、ダボスで開催された世界経済フォーラムの年次会合で、直接空気捕獲(DAC)施設「STRATOS」から生産される二酸化炭素除去(CDR)クレジットの購入契約を発表しました。テキサス州に建設中のSTRATOSは、年間50万トンのCO2を捕獲する能力を持ち、世界最大規模の施設となる予定です。この契約は、Trafiguraが2030年までに先進的なCDR技術を通じて生産される50,000トンの炭素除去クレジットを購入するという約束を果たすための最初の取り組みです。
Trafiguraは、この取引により、初期段階の技術を支援し、顧客に高品質な炭素除去クレジットを提供することを目指しています。また、1PointFiveとTrafiguraの間でDACを実用的で透明性があり、持続可能な炭素除去ソリューションとして推進するための関係が確立されました。この合意は、1PointFiveのCDRクレジットを広く採用する道を開き、排出量削減が困難な産業が自身の排出量に対処するのに役立ちます。
1PointFiveのマイケル・エイヴリー社長は、「Trafiguraとの協力は、気候変動への共通の取り組みと、特に直接空気捕獲が組織の炭素フットプリントに対処する上で果たす重要な役割への理解に根ざしています」と述べています。また、Trafiguraのハンナ・ハウマン・グローバル・カーボン・トレーディング部門責任者は、「排出量削減が困難なセクター向けのグローバルな顧客提供を拡大するために、1PointFiveと協力できることを嬉しく思います」とコメントしています。
【参照】
Trafigura.Press release.https://www.trafigura.com/news-and-insights/press-releases/2024/1pointfive-and-trafigura-announce-direct-air-capture-carbon-removal-credit-agreement/