株式会社はんぽさきと株式会社ステラーグリーンは、2025年6月、森林・林業のDX化によるカーボンクレジット創出支援を目的に協業を開始した。共有地図アプリ「LivMap」を活用し、森林巡視業務の効率化と脱炭素社会の基盤構築を目指す。
この協業は、はんぽさきの現場実装力と、ステラーグリーンの森林カーボンクレジット制度に関する専門知見を掛け合わせることで、森林モニタリング業務のDX化を推進することが目的である。
J-クレジット制度においては、森林の健全な管理を証明するための正確な巡視記録が不可欠だが、従来は紙ベースでの情報管理が中心であり、多くの非効率や正確性の課題が指摘されていた。
導入される「LivMap」は、現場情報をリアルタイムに共有・蓄積できるスマートフォンアプリであり、地図情報、写真、メモ、現在位置などのデータをクラウド上で一元管理できる。
これにより、林業従事者の高齢化や人材不足といった構造的課題にも対応し、地域主導型の脱炭素モデル構築に向けた重要な基盤として期待されている。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000111802.html