一般社団法人自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC)は、2025年後半に欧州で施行される新規電池規制に対応するため、「トレーサビリティサービス」の会員企業募集を開始しました。この新規制は、欧州で販売される電動車の車載電池に対してカーボンフットプリント(CFP)の公開を義務付けています。このサービスは、自動車や蓄電池のサプライチェーンにおけるデータの安全な連携を保証し、企業間の競争力を損なうことなく、世界中の厳格な環境規制に対応可能とします。
具体的には、サービスを利用する企業は、CFP算出アプリケーションと連携し、電池の生産から廃棄・リサイクルに至るまでの全ライフサイクルにおけるCO2排出量を集計、算出が可能です。また、このプラットフォームを通じて得たデータは、第三者認証機関に提出し、欧州の法規に則った認証を取得することができます。これにより、来年施行予定のバッテリー規制以降も、欧州市場での製品販売が可能となります。ABtCは、データ連携サービスを拡大し、日本のモノづくりが世界で競争力を持つための基盤づくりに寄与することを目指しています。
一般社団法人 自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター、プレスリリース
「自動車および蓄電池サプライチェーン企業間でのデータ連携サービス」会員企業の募集を開始~欧州電池規制に対応可能なサービスから提供~