JCM(Joint Crediting Mechanism)とは、日本がパートナー国と協力し、脱炭素技術の提供などを通じて実現した温室効果ガス(GHG)排出削減への貢献を定量的に評価し、日本の削減目標達成にも活用できるようにした二国間協力の仕組みを指します。
JCMは、日本とアジア、アフリカ、中南米、中東、大洋州などのパートナー国(2025年9月時点で29カ国)の間で締結される合意文書を基盤としています。制度の運営は両国政府の代表で構成される「合同委員会(Joint Committee)」が担い、方法論の承認やクレジットの認証・発行に関する最終決定を行います。これは、トップダウンで国連が主導したCDMとは異なり、二国間で迅速かつ柔軟に意思決定できる点が最大の特徴です。
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