パリ協定6条(Article 6 of the Paris Agreement)とは、各国が自国で定めた貢献(Nationally Determined Contribution, NDC)の目標を、より野心的かつ効率的に達成するために、自主的に協力できるよう定められた国際的な「ルールブック」を指します。
6条は、ある国で実現した温室効果ガス(GHG)の排出削減や吸収の成果(緩和成果)を国際的に移転し、他国の目標達成に活用することを認めています。これにより、GHG削減に「国際的な価格」が形成され、市場メカニズムを通じて世界全体の削減コストを引き下げ、より大きな排出削減を可能にすることを目指しています。
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