日立システムズは、宮城県女川町の町有林を対象に、ドローンとAI解析ソフトウェアを用いた森林調査のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する実証実験を実施し、約80%の業務工数削減が可能であることを確認しました。この実験は、実踏調査に比べて短時間での森林情報取得が可能であり、森林経営計画策定に必要なデータの作成に寄与することが示されました。
本実証実験により、樹木検出や樹種識別などの森林資源情報のデジタル化に成功し、森林経営計画の見直しや詳細化に貢献するデータの提供が可能となりました。また、LiDAR非搭載型ドローンのデータでも高品質な分析が可能であることが確認され、森林調査のコスト削減につながることが示されました。
日立システムズは、この実証実験で得たノウハウを基に、2024年度中に新たな森林調査支援サービスの提供を開始する予定です。これにより、J-クレジット創出のための高精度な森林資源情報取得を含め、森林調査のDXを通じて業務の効率化とコスト削減を図り、持続可能な森林経営の実現を支援します。
株式会社日立システムズ、ニュースリリース
ドローンとAI解析ソフトウェアを活用した森林調査のDXに関する実証実験を実施