鈴与商事 「Jクレジット・カーボンオフセットLPガス」をジクシス株式会社から調達 脱炭素経営を加速

村山 大翔

村山 大翔

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鈴与商事株式会社は8月27日、ジクシス株式会社と「Jクレジット・カーボンオフセットLPガス」の売買契約を締結し、同商品の購入を開始したと発表した。供給開始を記念する式典は8月19日に静岡市清水区の鈴与ガスターミナルで開かれた。

今回導入したカーボンオフセットLPガスは、生産から輸送・燃焼までのバリューチェーンで発生するCO2を、再生可能エネルギー由来のJクレジットで相殺したもの。Jクレジット制度は、環境省・経済産業省・農林水産省が共同運営し、省エネや森林管理による温室効果ガス削減・吸収量を「クレジット」として認証する仕組みで、企業の脱炭素経営に活用されている。

鈴与商事は2050年度のカーボンニュートラル達成を目標に掲げ、2030年度には2021年度比で70%のCO2排出削減を目指している。今回の契約により、自社で使用する給湯やガス空調向けにオフセットLPガスを導入し、カーボンニュートラルの実現を加速する。

伊藤社長は「地域と共生する企業理念の下、省エネ・再エネ・エネルギー転換を軸に、持続可能な社会に貢献していく」と述べた。

ジクシスはLPガス輸入・販売を中心とする総合エネルギー企業で、環境配慮型商品の展開や新規事業開発を進めている。鈴与商事は今後も同社との協力を通じ、顧客企業や地域社会の脱炭素化支援を強化するとしている。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000439.000075524.html