ミサワホーム、J-クレジット創出事業を新たに始動 2009年からのエコ活動を刷新

村山 大翔

村山 大翔

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ミサワホーム株式会社は5月1日、太陽光発電住宅オーナーとともにCO2排出削減に取り組むJ-クレジット創出事業『ミサワ グリーンウェーブ』を始動した。2009年に設立された『ECOになる家の会』を刷新し、オーナー参加型の環境貢献活動として再スタートする。

ミサワホームは、かつて全国初の家庭用太陽光発電によるCO2排出削減プロジェクトとして展開していた『ECOになる家の会』をリニューアルし、『ミサワ グリーンウェーブ』として新たなJ-クレジット創出事業を開始した。2025年5月1日よりオーナーの新規参加受付を再開し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する仕組みを本格稼働させる。

『ミサワ グリーンウェーブ』は、太陽光発電による自家消費分のCO2排出削減量を、国のJ-クレジット制度に則って認証し、そのクレジットを換価することで、環境・社会貢献活動へ還元する。これまでに約3万トンのCO2クレジットを創出した実績があり、今後は2030年度までに累計1.7万トンの新たなクレジット創出を目標に掲げている。

この取り組みは、IoTサービス「LinkGates(HEMS)」を用いてオーナー宅の排出削減量をデータで収集し、J-クレジット制度事務局へと申請される仕組みとなっている。登録・進捗状況の確認は「ミサワオーナーズクラブ」経由で行えるようになり、手軽で継続的な参加が可能となった。

創出されたクレジットは、南極での環境観測、同社保有森林での植樹活動、さらには太陽光パネル廃材の再利用に関する新技術開発など、広範な用途に活用される予定である。企業のサステナビリティと市民参加型の環境施策を融合したこのモデルは、住宅産業からのカーボンニュートラル貢献の新たな潮流として注目される。

参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000071302.html