農業分野のカーボンクレジット創出を国内外で本格化
株式会社Jizokuは、5月20日、Partners Fund、HAKOBUNEおよび個人投資家から、総額7,100万円のシード資金を調達したと発表した。調達資金は、日本および海外における一次産業領域でのカーボンクレジット創出事業の拡大に活用する。
近年、気候変動と持続可能な農業への関心が高まる中、農業由来の温室効果ガス(GHG)削減の可視化とその価値化は国際的にも急務となっている。Jizokuは、農業の環境価値をカーボンクレジットとして具現化する技術とサービスを展開。衛星データを用いた農地モニタリングや生物多様性評価などの先端技術も導入し、高品質なクレジットの創出を支援している。
投資家の一人であるPartners Fund代表の種市亮氏は、代表の片岡氏が学生時代から本分野に取り組み、農業現場との協働を重ねる姿勢に感銘を受けたとコメント。HAKOBUNEの栗島祐介氏も、Jizokuが短期間で日本からベトナムへの事業展開を実現し、官民連携型のプロジェクト推進に強い可能性を見出していると述べた。
Jizoku代表の片岡氏は、「持続可能な農業の実現に向けて、未熟ながらも可能性に満ちたカーボンクレジットの仕組みをさらに発展させていく」と意欲を示している。
Jizokuは今後も、農業分野を中心に、国内外でのカーボンクレジット活用を通じた持続可能な社会の実現を目指して事業を展開していく構えだ。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000147505.html