ICVCM(Integrity Council for the Voluntary Carbon Market)とは、ボランタリーカーボンクレジット市場で取引されるカーボンクレジットの品質を保証するために設立された、独立した国際的機関を指します。その役割は、カーボンクレジットが本当に高品質であるかを判断するための「世界的な品質保証基準」を策定・運用することにあります。
ICVCMは特に供給側、すなわちクレジットそのものの品質に焦点を当てています。中心となる仕組みは「コアカーボン原則(Core Carbon Principles, CCPs)」と呼ばれる一連の厳格な基準であり、これを満たしたクレジットにのみ「CCPラベル」を付与します。これにより、買い手は信頼に足るクレジットを容易に識別でき、市場全体の透明性と信頼性の向上が期待されています。
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