カーボンシンク

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カーボンシンク(Carbon Sink)とは、大気中の二酸化炭素(CO2)を放出する量よりも多く吸収・貯蔵する役割を果たす、自然または人工の貯留庫を指します。

重要なのは「吸収量 > 放出量」という、正味(ネット)での吸収が行われている点です。例えば、成長段階にある若い森林は光合成によってCO2を多量に吸収するため、強力なシンクとして機能します。一方で、成熟して成長と分解が釣り合った森林や、火災・伐採によってCO2を排出している森林は、シンクとはみなされません。

カーボンシンクは、CO2を吸収・固定する「場所」だけでなく、CO2を取り込み大気から隔離する「プロセス」や「機能」そのものを指す概念として用いられます。

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