AAU

« Back to Glossary Index

AAU(Assigned Amount Unit)とは、京都議定書の下で、排出削減義務を負う先進国(附属書I国)にあらかじめ割り当てられた、法的拘束力のある温室効果ガス(GHG)排出量の上限(排出枠)を指します。

1 AAUは1トンの二酸化炭素換算(tCO₂e)の排出許可量に相当します。各国に与えられるAAUの総量は、その国の基準年(通常1990年)の排出量に、京都議定書で定められた削減目標(例:日本は-6%)を掛け合わせ、さらに約束期間(5年間)の長さを乗じて算出されました。これは、国連がトップダウンで各国に「排出予算」を割り当てる仕組みであり、各国はこの範囲内で経済活動を行うことが求められました。

« Back to Glossary Index