2025年4月17日、英国政府は、カーボンクレジットおよびネイチャークレジット市場の信頼性向上に向けた包括的な新方針を発表した。VCMの成長と、企業の脱炭素化支援を目的とし、ロンドンをグリーンファイナンスの国際的中心地に据える戦略の一環として打ち出された。
この新方針は、カーボンクレジットを活用した排出削減投資の拡大と、企業の脱炭素経営の加速を目指すもので、主に以下の6つの原則に基づいて設計されている。
これらの取り組みにより、英国は年間2,500億ドル規模とされる世界のカーボンクレジット市場で主導的役割を担う構えだ。
英国環境・食料・農村地域省のメアリー・クリーグ自然環境大臣は、「クレジット市場の信頼性を高めることで、農家や林業従事者にとっても新たな資金調達手段が広がる」と強調。特にピートランド(泥炭地)の保全や希少種の生息地保護など、自然再生型プロジェクトへの資金流入を促す方針を示した。
英国政府は、ICVCMが定義する「CCPs」を支持。今後、CCPラベル付きクレジットの利用拡大を促進する。また、VCMIによるClaims CodeおよびScope3アクションコードの採用を通じ、企業のバリューチェーン全体における排出削減行動を後押しする。
参照:https://www.gov.uk/government/news/uk-backs-businesses-to-trade-carbon-credits-and-unlock-finance