(画像出典:https://www.keiyobank.co.jp/news/2025/20250702zouteishiki.pdf)京葉銀行は7月2日、千葉県からカーボンオフセット私募債を通じた寄付に対する初の感謝状を受領した。京葉銀行が発行企業5社、総額14億円の私募債を通じて購入したJ-クレジットにより、127トンのCO2排出量(140万円相当額)が千葉県内公共施設等の排出分としてカーボンオフセットされたことが評価された。同私募債は、発行額の0.1%を千葉県森林組合へ寄付するとともに、同額相当のJ-クレジットを購入し、県内の温室効果ガス排出量のオフセットに充当する仕組みとなっている。京葉銀行は2025年3月にこのスキームを開始し、今回が初の感謝状授与となった。本私募債は銀行保証付・信用保証協会保証付の2種類があり、発行額は3,000万円から5億円以下、期間は2年から7年で設定可能。企業が私募債を通じて長期的かつ安定的な資金調達を行いながら、脱炭素経営への移行を後押しできる仕組みとなっている。今回の贈呈式では、千葉県環境生活部長の井上容子氏が「県内の森林保全と温室効果ガス削減を支援する具体的な仕組みとして意義深い」と述べ、京葉銀行 執行役員法人営業部長の喜多見貴氏は「企業の資金調達支援と脱炭素推進を両立させる仕組みとして今後も取り組みを継続する」と語った。京葉銀行は今後も私募債スキームを活用し、地域経済の資金循環を図りつつ、カーボンクレジット市場の需要拡大と地域における排出削減支援を推進していく方針である。参考:https://www.keiyobank.co.jp/news/2025/20250702zouteishiki.pdf