Green Carbon株式会社は、ベトナム北中部Nghe An省における「水田のAWD導入によるメタンガス削減プロジェクト」が、Gold Standard認証の下で正式にリスト化されたと発表しました。日本企業としては初、ベトナム国内においても初のGold Standard登録プロジェクトとなります。本プロジェクトは、10年間で約250万トンのボランタリークレジット創出を目指し、6.2万ヘクタールの水田を対象にAWD(間断灌漑)技術の導入を進める計画です。Gold StandardとVerraの両リスト化を達成、世界初の快挙2025年4月1日には、ベトナム南部An Giang省での同様のプロジェクトがVerra認証でもリスト化されており、Green Carbonは世界で初めてGold StandardとVerraの両方で水田プロジェクトをリスト化した企業となりました。これにより、プロジェクトの信頼性と市場価値が一層高まる見込みです。持続可能な農業とカーボンファイナンスを両立本プロジェクトでは、農家との連携を通じてAWD技術を普及させ、メタン排出削減、水資源使用量の削減、収穫量の向上、そして農家の収益改善を実現します。さらに、農業由来のカーボンクレジット創出による収益化も支援し、農村経済の強化と気候変動対策を同時に推進します。また、Green Carbonは、衛星データとAIによるモニタリング技術を活用し、プロジェクトの透明性と効率性を高めています。ベトナム「100万haプロジェクト」にも正式参画Green Carbonは、ベトナム政府が推進する「100万haプロジェクト」にも正式参画しています。このプロジェクトは、メコンデルタ地域で持続可能な稲作と脱炭素化を推進する国家的取組であり、AWD技術の普及とカーボンクレジット創出が重要な役割を果たします。Green Carbonは、既に22省でMOUを締結し、現地農家とのパートナーシップを拡大。農薬管理や生産体制の向上も支援し、ジャポニカ米の日本向け輸出拡大にも取り組んでいます。今後の展開AWD技術のさらなる普及拡大カーボンクレジット創出量の飛躍的拡大農家の収益向上と水使用コストの削減ベトナム国内外市場に向けた環境価値農産物の普及Green Carbonは、ベトナムにおける自然由来のカーボンクレジット市場の拡大と、持続可能な農業モデルの構築をリードし続ける方針です。参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000117956.html