CDRポートフォリオマネージャーのClimeFiは、カナダで開発中のDeep Sky Alpha DACハブに対し、アナリストレーティングの付与を開始したと発表しました。同時に、Deep Sky AlphaがこれまでClimeFiが評価したDACプロジェクトの中で最も高い評価を受けたことも明らかになりました。10種のDAC技術を並列運用、リスク低減とスケールアップを両立Deep Sky Alphaは、カナダ・アルバータ州に位置する技術アグノスティック型のCDRイノベーション拠点です。最大の特徴は、異なる10種類のDAC技術を同一敷地内で実証運用する点にあります。これにより、技術的・運用リスクの分散最適な素材・ソリューションの迅速特定商業展開へのスピード加速といったメリットが得られ、業界全体のスケールアップにも寄与することが期待されています。このテスト結果をもとに、Deep Skyは商用CDR施設「Deep Sky One」の建設も計画中であり、こちらにもClimeFiのレーティングが適用される予定です。ClimeFiのアナリストレーティングとは?ClimeFiが提供するアナリストレーティングは、CDRプロジェクトの将来性と信用力を動的に評価する指標です。これにより、企業・機関投資家はポートフォリオ管理やクレジット調達戦略をより精緻に設計できるようになります。ClimeFi共同創業者 セバスチャン・デワラ氏は「Deep Skyとの連携開始により、世界中の買い手に最先端DACソリューションへのアクセスを提供できることを大変嬉しく思います。今回のレーティングは、買い手に向けたポートフォリオ管理の新たな選択肢となるでしょう。」とコメントしています。カナダから世界市場へ Deep Skyの展望Deep Sky CEO ダミアン・スティール氏は「カナダは、CDR産業が成功・拡大するための圧倒的な競争優位性を備えた国です。私たちの革新的なアプローチを通じて、世界中の企業に高品質かつ豊富なCDRクレジット供給の恩恵をもたらしていきます。」と述べています。Deep Skyは、カナダ発のグローバルリーダーを目指しており、今回のClimeFiとの連携もその布石となりそうです。なお、ClimeFiは同時期に、2026年以降年5,000トン以上の耐久型CDRクレジット供給者を対象にした情報提供依頼(RFI)も開始しており、さらなるポートフォリオ拡充を目指しています。参照:https://climefi.com/2025/04/climefi-initiates-analyst-rating-coverage-on-deep-sky/