米国発のサステナブルブランドAllbirds(オールバーズ)は4月5日、世界初のネット・ゼロカーボン・シューズ「M0.0NSHOT Zero(ムーンショット・ゼロ)」を日本で発売する。発売場所はAllbirds 丸の内店で、数量限定となる。「M0.0NSHOT Zero」は、素材から製造、輸送に至るまで、すべての工程でカーボンフットプリントをゼロに抑えた初のシューズ製品。従来のスニーカーが1足あたり平均14kgのCO2を排出する中で、排出量ゼロの実現は、気候変動への新たなアプローチとされる。同社は、「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」を企業ミッションに掲げており、今回の製品はその姿勢を象徴するものとなっている。開発にあたり、得られた知見や技術はすべてオープンソース化され、他社にも共有されている。アッパー素材には、再生型農業によって炭素吸収効果を持つ羊毛を使用。ミッドソールには、サトウキビ由来の「SuperLight Foam」を採用。バイオプラスチック部品には、メタンガスから作られた素材を使っており、ロゴやアイレットなどもカーボンネガティブな仕様となっている。包装資材にはサトウキビ由来のポリエチレンを採用し、輸送ではバイオ燃料を活用するなど、パッケージや物流面でも排出量の最小化を追求している。Allbirdsはこれまでも、炭素削減に向けた挑戦を続けてきた。2018年にはサトウキビ由来のEVAフォームを導入し、2020年にはカーボンフットプリントの製品表示を開始。2021年にはアディダスと低炭素シューズ「Adizero x Allbirds」を共同開発するなど、業界全体に先駆けた取り組みを進めてきた。Allbirdsの取り組みは、ファッション業界が抱える気候課題への対応において、新たな選択肢を提示している。引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000052205.html