ブルキナファソ「Tond Tenga」がCCPラベル取得、国際信頼性の高いカーボンクレジット創出へ前進2025年4月16日、Verraは、ICVCMが承認した手法を用いた初のプロジェクト「Tond Tenga」を正式に登録したと発表した。プロジェクトはアフリカ・ブルキナファソで展開され、VerraのVerified Carbon Standard(VCS)プログラムに基づき実施されている。世界初、ICVCM承認済VCS手法によるCCPラベル付きクレジット本プロジェクトは、再植林・再生緑化に焦点を当てたVM0047手法を採用。この手法は2024年12月にICVCMによってCore Carbon Principles(CCPs)評価枠組の基準を満たすものとして承認されており、その下で発行されるクレジットには「CCPラベル」が付与される。このラベルは、透明性・追加性・パーマネンス(長期貯留)などにおいて高い信頼性を備えたクレジットであることを示し、国際的なオフセット市場での信用力が極めて高いと評価されている。多面的なSDGs貢献も「Tond Tenga」は、1万2,000ヘクタール(約2.97万エーカー)の劣化農地を、在来種の植林やアグロフォレストリー(農林複合経営)で回復するプロジェクトで、今後40年間にわたりCO2換算で310万トン以上の除去効果が見込まれている。また、気候変動対策にとどまらず、次のような社会的インパクトも備えている。地域住民の持続可能な生計支援生物多様性の保全女性主導のコミュニティ参加強化地域経済の底上げVerra CEOのマンディ・ランバロス氏は、「この登録は高品質なカーボンクレジットがもたらす現実的な気候貢献と社会変革を象徴しており、今後の信頼性ある市場形成にとって大きな一歩」と述べている。参照:https://verra.org/verra-releases-updated-icvcm-ccp-label-guidance/