Bリーグ滋賀レイクスがカーボンオフセット 滋賀銀行と連携し試合で出るCO2排出の実質ゼロへ

村山 大翔

村山 大翔

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プロバスケットボールBリーグの滋賀レイクスは、2025-26シーズンのホームゲーム全30試合において、試合運営で排出される二酸化炭素(CO2)を「びわ湖カーボンクレジット」でカーボンオフセットすると発表した。滋賀県内の森林保全活動を通じてCO2を吸収し、排出実質ゼロを目指す。

開幕に先立ち9月19日に行われたレセプションパーティーでは、滋賀銀行からJ-クレジット26トン相当が寄付され、贈呈式が行われた。対象となるCO2量は、ホームゲームの電力使用量から算出されている。

滋賀県の森林は琵琶湖の水源として機能しており、今回のカーボンオフセット活動は地域環境の保全と直結する。滋賀レイクスは2021-22シーズンからカーボンオフセットを継続しており、今シーズンも滋賀銀行と連携して取り組みを強化する。

「びわ湖カーボンクレジット」は、滋賀県内の再生可能エネルギー事業や森林整備によるCO2削減量・吸収量をもとに発行されるJ-クレジットの一種である。試合運営の温室効果ガスを地域の森林資源で吸収することで、スポーツイベントと環境保全を結びつける取り組みとなっている。

滋賀レイクスは「琵琶湖を守る活動の一環として、バスケットボールを通じて持続可能な未来を実現していきたい」とコメントしており、今後もSDGs活動の一環として継続する方針を示した。

参考:https://www.lakestars.net/news/detail/id=21630