スーパーホテルは4月1日、すべての宿泊を対象にCO2排出をカーボン・オフセットで相殺する「CO2実質ゼロ泊」を導入し、2025年度内に宿泊時の排出量を実質ゼロとする目標を発表した。年間約24,000トンのCO2削減を見込み、2043年度までのカーボンニュートラル達成を目指す。
同社は、国内173店舗で「Natural, Organic, Smart」を掲げた運営を行い、2001年の環境ISO取得以来、省エネ設計や再生エネルギー活用を積極的に推進。業界で唯一、環境大臣から「エコ・ファースト企業」に認定されている。
脱炭素経営の一環として、2024年10月からは従来の公式サイト限定の「ECO泊」を拡大し、すべての宿泊者を対象とする「CO2実質ゼロ泊」へ移行。非化石証書付き電力の導入も進め、業界最小クラスのCO2排出量を実現している。
これまでの取り組みでは、累計約2,543万泊分の「ECO泊」を通じて13万トン超のCO2削減に成功。また、宿泊時のアメニティ辞退で地域産品をプレゼントするなど、顧客参加型の環境活動「エコひいき活動」も定着している。
スーパーホテルは今後、行政や地域と連携し、単なる環境対応型ホテルにとどまらず、地方創生や地域経済活性化にも貢献する存在を目指すとしている。食や観光と結びついた地域密着型の取り組みも継続予定だ。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000038388.html