京葉ガスが「かしわ環境フェスタ」をJ-クレジットで全面支援 イベントのカーボンオフセットを実施

村山 大翔

村山 大翔

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11月22日に道の駅しょうなんで開催される環境啓発イベント「かしわ環境フェスタin道の駅しょうなん」で、京葉ガスが会場エネルギーや来場者移動に伴うCO2排出量約18トンをJ-クレジットでカーボンオフセットする。柏市はゼロカーボンシティ方針に基づき、脱炭素施策の一環としてイベント全体の排出削減効果を可視化する。

京葉ガスがイベント由来の排出量を対象にカーボンオフセットを支援するのは初めてである。同社は、ガイドラインに沿ってCO2排出量を算定した上で、削減・吸収実績を国が認証するJ-クレジットを活用する。対象は会場で使用される電気・ガスに加え、来場者や運営関係者の移動に伴う排出も含まれる。

柏市は2022年2月にゼロカーボンシティを宣言し、2050年までの実質排出ゼロを目標に掲げている。市環境部は「市民や事業者が参加するイベントを通じて、脱炭素の取組をより身近なものとして伝えたい」と説明した。

京葉ガスはグループ横断の「カーボンニュートラルチャレンジ2050」を推進しており、地域企業や家庭向けに排出削減支援サービスを拡大している。同社は「J-クレジットを含む多様な選択肢を提供し、顧客の課題解決に寄り添う姿勢を強める」と述べた。

イベントでは環境工作体験や展示企画、地域産品を活用したスタンプラリーなどを展開する。柏市は公共交通や自転車での来場を呼びかけ、地域一体での低炭素イベント実現を目指す。イベントは11月22日10時から15時まで開催される。

参考:https://www.keiyogas.co.jp/press/20251113-01.html