バイウィルは10月3日、NECキャピタルソリューションが新たに開始する「J-クレジットを活用したカーボンオフセット付きサービス」に対し、再生可能エネルギー由来のJ-クレジットを提供すると発表した。クレジットの安定供給と専門的知見の共有を通じ、企業が利用するリース・レンタル商品に付随するCO2排出をオフセットし、環境価値を付与する仕組みを支援する。
NECキャピタルソリューションの新サービスは、同社が提供するリース・割賦・レンタル契約、および再生パソコン販売などで発生するCO2排出量を、再生可能エネルギー由来のJ-クレジットでオフセットするもの。利用企業は自社の排出削減実績として活用でき、Scope2算定のマーケットベース対応や、国際的な脱炭素目標「RE100」・「CDP」への報告にも資する可能性があるとしている。
バイウィルは、カーボンクレジット調達や脱炭素コンサルティングを手がける国内有数の環境価値プロバイダー。同社は今回の協業を通じて、NECキャピタルソリューションが掲げる「次世代循環型社会をリードするSolution Company」のビジョンを支援し、企業が排出実質ゼロを目指すための制度的・実務的基盤を整備するとしている。
同社は今後も、J-クレジットの安定供給と市場活性化を軸に、カーボンオフセット商品(カーボンクレジット付き商品)の導入支援を拡大する方針。日本の脱炭素市場の成長とともに、カーボンクレジットの調達・創出・利活用の一体化を進め、カーボンニュートラル実現への寄与を目指す。