株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(ADK MS)は8月20日、デジタル広告配信に伴うCO2排出を相殺する「ADKカーボンオフセット広告」の提供を開始した。サービスには、科学的根拠に基づくネットゼロ目標を掲げるSBTiから第三者認証を受けたのサプライサイドプラットフォーム事業者であるOpenX JAPAN株式会社の技術が活用される。
新サービスは、広告配信時のCO2排出量をリアルタイムで測定し、カーボンクレジットの購入により即時カーボンオフセットする仕組みを持つ。さらに、キャンペーン実績データを解析し、将来的な排出削減につながる知見を広告主に提供する。これにより、企業はScope3を含む環境負荷低減への姿勢を市場に示すことが可能となる。
デジタル広告は、サーバーやネットワーク、端末の稼働に伴いCO2を排出するため、環境対応が新たな課題となってきた。ADK MSは「ADKカーボンオフセット広告を通じ、クライアント企業の持続的成長と環境配慮型のマーケティング活動を後押しする」としている。
今後、国内外での広告取引において、カーボンクレジット活用を伴うオフセット広告は企業の標準的な選択肢となる可能性がある。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000359.000004328.html