三重県紀北町で森林由来「J-クレジット」創出へ invoxが持続可能な森林経営の新モデル構築支援

村山 大翔

村山 大翔

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invoxは11月18日、環境保護・再生プロジェクト「invoxの森」の第一弾として、三重県紀北町が進める森林由来J-クレジット創出事業への支援を開始した。地域創生Coデザイン研究所と連携し、自治体主導の森林保全を経済的に持続可能な形で推進する。

紀北町は豊富な森林資源を活かし、持続可能な森林経営とカーボンニュートラル実現を目的とした「森林J-クレジット創出事業」を展開している。invoxは同事業のクレジット創出にかかる費用を一部負担するとともに、発行されたカーボンクレジットの買い取りを通じて事業の安定的運営を支援する。これにより、自治体や地域の森林所有者が市場価格変動に左右されずに森林保全を継続できる仕組みを整備する。

invoxが2025年6月に始動した「invoxの森」は、カーボンクレジット創出支援パートナーとの協働により、カーボンクレジット創出から販売、収益分配までを一体的にサポートするプログラムである。同社は「事業を通じて子どもたちが生きる未来を明るくする」ことを企業理念に掲げ、収益の一部を環境再生や社会課題の解決に投資している。

今回の取り組みは、地方自治体が主体となる森林由来カーボンクレジット事業の新たな成功モデルとなる可能性がある。invoxは今後、他地域にも同様の支援スキームを拡大し、森林保全を通じた脱炭素社会の実現を目指すとしている。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000167.000054319.html