御嵩町と東邦ガス、カーボンニュートラル実現に向け連携協定

村山 大翔

村山 大翔

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東邦ガス株式会社は4月7日、岐阜県御嵩町と「カーボンニュートラルの実現に向けた取組みに関する連携協定」を締結し、家庭用太陽光発電によるCO2削減とJ-クレジットの活用を柱とするプロジェクトを開始した。地域内での環境価値の循環を通じ、持続可能なまちづくりを後押しする。

本プロジェクトでは、御嵩町が各家庭への太陽光発電システム導入を支援し、その結果生じるCO2削減量を、東邦ガスがJ-クレジット制度を通じて国の認証を受ける。得られたクレジットは、自治体や地域企業に売却され、収益の一部は御嵩町に還元される仕組みとなっている。この収益は、再生可能エネルギーの普及促進や環境教育など、さらなる環境貢献活動に活用される。

また、東邦ガスはこれまでの知見を活かし、環境意識の啓発や住民の行動変容を促す取り組みにも協力する。これにより、地域一体となった脱炭素の実現が期待されている。

J-クレジット制度は、再エネ利用や森林管理等によるCO2削減・吸収量を国が認証し、環境価値を「見える化」する仕組みで、民間企業のカーボンオフセットにも活用が進んでいる。

今回の連携は、地域資源を最大限に活かした環境価値の“地産地消”モデルとして注目されており、今後、他自治体への波及も期待される。

引用:https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1250327_1342.html