C-Capture、セメント産業向けに革新的なカーボンキャプチャー実証実験を開始

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C-Captureは、次世代の二酸化炭素除去技術の開発者として、セメント製造分野での新しいカーボンキャプチャー試験を開始しました。この試験は、Heidelberg Materialsとのパートナーシップの一環として行われ、Kettonのセメント製造工場で実施されています。C-Captureの「XLR8 CCSプロジェクト」は、難脱炭素化産業向けの低コストカーボンキャプチャーソリューションの展開を加速することを目的としています。

プロジェクトの一環として設置されたカーボンキャプチャー溶媒適合性ユニット(CCSCU)は、C-CaptureとプロジェクトパートナーのWoodによって設計・構築され、セメント製造プロセスから排出される排ガスからCO2を除去する能力を証明します。C-Captureの技術は、アミンを使用しないため、低コストで環境に優しく、過酷な排ガスにも耐えられるという特徴があります。

この技術の適合性は、廃棄物からのエネルギー、セメント、ガラス製造の三つの産業で実証されており、2024年までに商業規模のカーボンキャプチャー施設の展開が期待されています。この取り組みは、英国の脱炭素化目標達成に向けた重要なステップとなり、数百万トンのCO2を年間で捕捉する可能性を秘めています。

C-Capture

C-Capture Launches Innovative Carbon Capture Trial for Cement Industry