株式会社TOWINGと三菱総合研究所は、宮崎県で高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を活用したカーボンファーミングの圃場実証を開始しました。この取り組みは、農業経営の収益向上と地球温暖化対策の可能性を追求するものです。宙炭の使用により、土壌の質を向上させ、生産性を高めると同時に、温室効果ガスの排出削減を目指します。
TOWINGは、減化学肥料・有機転換を実現する土壌改良資材として宙炭を開発し、未利用バイオマスのアップサイクルや農業への利用を通じた温室効果ガス削減に取り組んでいます。一方、MRIは食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立に取り組んでおり、新たな価値創造と対策の提案を行っています。
今回の圃場実証は、宮崎県の協力を得て、農業生産法人2社の圃場で実施され、サトイモを対象に宙炭の散布効果が評価されます。宙炭の散布は、これまでに30都道府県で試験導入され、収量増加などの実績があります。実証試験の結果は、今年11月末に公開される予定です。
この取り組みにより、宙炭を用いたカーボンファーミングが農業経営の収益向上と地球温暖化対策にどのように貢献できるかが検証されます。今後、宮崎県内での有機性廃棄物からのバイオ炭製造と農地利用を通じた地域循環の推進が目指されます。
株式会社TOWING、PR TIMES
TOWINGと三菱総合研究所、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を用いたカーボンファーミングの圃場実証を開始