大阪ガス株式会社は8月28日、滋賀県が発行する「びわ湖カーボンクレジット倶楽部」のカーボンクレジットを購入し、今秋開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の開閉会式に活用すると発表した。両大会の主要式典で排出される二酸化炭素(CO2)をオフセットし、地域発のカーボンクレジットを用いた脱炭素の取り組みを支援する。
今回提供されるのは、滋賀県内のCO2削減活動を基に同県が発行したJ-クレジット351トン分である。このうち、国スポ開会式と障スポ開会式における会場設備利用や製品製造に伴うCO2排出281.9トンを全量カーボンオフセットする。また、障スポ閉会式では会場設備と大会関係者の移動で発生する546.2トンのうち、69.1トンをオフセットする。
滋賀県は国のJ-クレジット制度に基づき、県内で創出されたものを「びわ湖カーボンクレジット」として普及させている。
大阪ガスを中心とするDaigasグループは2025年2月に「エネルギートランジション2050」を掲げ、脱炭素社会に資する技術・サービス開発を推進している。地域のカーボンクレジットをイベント運営に活用する今回の取り組みについて、同社は「社会課題の解決に資するとともに、暮らしとビジネスの進化に貢献する企業グループを目指す」としている。
参考:https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2025/1790059_58387.html