出光興産株式会社は、新たな燃料油「出光カーボンオフセットfuel J」の試験販売を開始しました。
この商品は、省エネルギー設備や再生可能エネルギーの利用によって削減されたCO2排出量をJ-クレジットとして付与します。これにより、燃料油使用時に発生するCO2を効果的にオフセットすることが可能になります。また、地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)に準じた温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度にも適応可能です。これにより、企業の脱炭素化への取り組みや企業価値の向上に寄与することが期待されます。
出光興産の新たな試みは、特にCO2削減に課題を抱える企業や、CSR活動を積極的に行う企業にとって有効な手段となるでしょう。日本道路株式会社の髙杉丈之氏は、「CO2発生量ゼロへ向けた有効な手段として活用し、CN実現を目指します」と評価しています。
出光興産は、今後も「一歩先のエネルギー」の開発と社会実装に向けて取り組み、環境への貢献を続けていく方針です。
【参考】
出光興産ニュースリリース.業界初、J-クレジットを活用してCO2をオフセットする燃料油を「出光カーボンオフセットfuel」のラインアップに追加 ~温対法対応で、温室効果ガス排出量報告義務制度への活用が可能に~.https://www.idemitsu.com/jp/news/2023/231225_2.html